【熊本のシングルマザー必見】家づくりの悩みローンや助成金を徹底解説!
- #家づくりのお役立ち記事
シングルマザーが家を建てることは、大きな決断と言われます。
生活費の中で家賃が占める割合は大きく、経済的な負担が大きいことも事実です。しかし、家を購入することにより、払っている家賃を資産に替えていくという発想でもあります。
シングルマザーにとって気になるのは、家を建てる際にどのようなことに注意をするべきか、手当や補助はあるのかという点です。
この記事では、シングルマザーが家を建てる際に意識すべきポイントについて詳しく解説します。例えば、住宅ローンの組み方や必要な頭金の額、審査の基準などが気になるでしょう。
また、シングルマザー向けの助成金や手当についても紹介します。さらに、家を購入することによって得られるメリットや安定した生活環境の確保などもお伝えします。
- 熊本で家建てようと考えている人
- シングルマザー・シングルファーザーの人
- 住宅ローンやお金のことで不安な人
- 家を建てるか迷っている人
- ローンの審査が不安な人
1.シングルマザーは住宅ローンを組めるのか
住宅ローンの審査基準とは?
シングルマザーでも住宅ローンを組むことは可能です。
一般的な住宅ローンと同様に、信用評価や収入などの要素が審査の基準となりますが、シングルマザーであることによる特別な条件や制約がある場合もあります。
国土交通省による令和4年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書では、
9割以上の金融機関などが融資をおこなう際に考慮する項目として、以下の情報を参考にしているようです。
「完済時年齢」(98.7%)「健康状態」(97.9%)「借入時年齢」(97.2%)、
(参考文献 令和4年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告)
「担保評価」(96.1%)「勤続年数」(93.2%)「連帯保証」(93.1%)、
「返済負担率」(93.0%)「年収」(92.9%)
こう見るとシングルマザーという状態よりも単純に年収など収入面での注意が必要となります。
シングルマザーの住宅ローン借入可能額
これは一般的な目安であり、金融機関や審査基準によって異なる場合があります。具体的な金額や条件は、金融機関との相談や審査を通じて確認することが重要です。
年収 (万円) | 借り入れ可能な額の目安 (万円) |
---|---|
100万円 | 300~500万円 |
200万円 | 600~1,000万円 |
300万円 | 900~1,500万円 |
400万円 | 1,200~2,000万円 |
500万円 | 1,500~2,500万円 |
600万円 | 1,800~3,000万円 |
<頭金は多ければ多い方がいいは本当?>
結論から言うと「NO」。頭金はゼロでも構いません。
その理由を以下に記述します。
■頭金が多い方がメリットがあるケース
より多くの頭金を用意することで、借り入れ額や返済条件を改善することができます。また、頭金が多いほど金融機関の審査に通りやすくなる”場合”もあります。
■頭金が少ない方がメリットがあるケース
しかし、『住宅ローン減税』と呼ばれる、住宅ローンの利息や返済に関連する一定の支出額を所得控除する制度があります。簡単に言うと、借入額が多いほど減税制度の恩恵を受けやすいということになります。
双方にメリットはありますが、それであれば、子育てなどで支出が大きく変動する恐れもあるので、いざという時のためにお金は取っておくのも一つの手ですよね。
2.シングルマザー向けの助成金(住宅以外も含む)
児童扶養手当
児童扶養手当(じどうふようてあて)は、日本における子どもを養育するための経済的な支援制度の一つです。児童扶養手当は、子どもを養育するために一定の経済的負担がかかる世帯に対して、その負担を軽減するために支給されます。
支給額は熊本市公式HPによると以下の通りです。
全部支給で児童1人の場合は、月額43,070円から44,140円になります。2人目は月額10,170円から10,420円、3人目以降は1人につき月額6,100円から6,250円の加算となります。
(参考文献 熊本市児童扶養手当)
支給回数は年6回行われます。
支給対象は死別でも離婚でも、片親であれば理由は問われないようです。ただし交際関係の人物がいる場合や援助を受けている場合は対象外になるため注意が必要です。
母子父子寡婦福祉資金貸付事業
こちらは熊本市が行っている母子家庭支援事業の一つになります。
母子家庭または父子家庭等の方の経済的自立を援助し、その扶養する児童等の福祉の向上を図るために、資金の貸付を行っています。
こちらは貸付ですので助成金とは異なりますが、母子家庭、父子家庭であれば以下の項目資金を借りることができます。
(1)事業開始資金 | (2)事業継続資金 | (3)技能習得資金 | (4)修業資金 |
(5)就職支度資金 | (6)医療介護資金 | (7)生活資金 | (8)住宅資金 |
(9)転宅資金 | (10)結婚資金 | (11)修学資金 | (12)就学支度資金 |
またこちらは連帯保証人を付けることで無利子で借りることができます。(有利子でも1.0%)
マイホーム資金として住宅資金や転宅資金で借り受けるだけでなく、けがや病気で仕事ができない場合もこちらから生活資金を借り受けることが可能です。
ひとり親家庭等医療費助成制度
熊本市では、ひとり親家庭等の方に医療費の一部を助成することにより、ひとり親家庭等の方の保健の増進や福祉の向上を目的として、ひとり親家庭等医療費助成制度を設けています。
保険診療における一部負担金の3分の2相当額を助成します。
熊本市内または、市外(県内)一部の医療機関で診療を受ける場合、健康保険証に添えて「熊本市ひとり親家庭等医療費受給資格者証」を提示すれば、保険診療における一部負担金の1/3を支払うだけで受診できます。
3.シングルマザーが家を建てるメリット
シングルマザーが家を建てるメリットはいくつかあります。
まず、自分の家を持つことで安定感と安心感が得られます。所有する家は将来の安定した生活の基盤となり、子どもたちにとっても安定した環境を提供できます。
また、賃貸住宅と違いローンには終わりがあるので、賃貸だと半永久的に発生する賃料が不要となります。また、家や土地を所有することで将来的には資産となり、子どもに対して残せる財産の一つと捉えることができます。
一軒家を建てた施主様インタビューで特に多いのが、一軒家になったので深夜に洗濯機を回すことができるようになった。との声です。日中はお仕事をされていることが多い方にとっては、この心理ストレスの軽減も大きなメリットとなる様です。
<団体信用保険には必ず入りましょう>
家を建てる際に団体信用保険に加入することで以下のメリットがあります。
- 返済免除保険: もしも親(借り主)が亡くなった場合、団信に加入していれば住宅ローンの返済が免除されます。これにより、子どもたちは住宅を継続して利用することができます。
- 経済的な保護: 団信による返済免除は、母親が亡くなった場合に限らず、長期の入院や障害などの状況においても適用される場合があります。これにより、経済的な負担を軽減し、子どもたちの生活環境を保護することができます。
4.まとめ
今回はシングルマザーが家を建てるための支援やメリットについて解説しました。
シングルマザーで収入が安定していないとどうしても家を建てることに不安がある方がほとんどでしょう。しかし、現在の日本ではいろんな支援やロ―コスト住宅も増えているため、昔より確実にマイホームを建てやすくなっています。
マイホームを建てたい気持ちはあるが、不安がある方は、一度ハウスメーカーや住宅会社、ファイナンシャルプランナーに相談してみることをお勧めします。