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【マイホーム土地探し】見学する際に絶対に見落としてはいけない3つの注意点

  • #家づくりのお役立ち記事

家を建てるためには、まず最初に適切な土地を見つけることが必要です。

土地探しでよくやりがちなミスですが、「徒歩○○分」や「周辺コンビニ・スーパー多数」といった文字や数値だけの情報を鵜呑みにしてしまうことです。

そのような数値や文字だけの情報では、なかなか土地の良し悪しは分からないものです。

必ず自分の目で歩いて実際にその土地を見て見学することが重要です。しかし、そんな土地選びも、一見簡単そうに見えますが、実際には多くのチェックポイントが存在します。

この記事では、そんな土地を見学する際に考慮すべきポイントを大きく3つに分けて詳しく解説します。

サンプル
この記事がオススメな人
  • 家を建てようと考えている人
  • 土地見学をしたことがなくて不安な人
  • 土地探しをどうしていいか分からない人
  • 家造りに少しでも不安がある人

①複数回に分け、必ず違う時間や曜日で見学する

<平日と週末、昼夜で見る>

多くの人が土地を見に行くのは「仕事が休みの土日の昼間」です。

その時間帯は静かで人の出入りも少なく、日当たりも良ければ綺麗に見え、良い土地だと感じることが多いでしょう。しかし、それは土日で学校も工場も商業者もほとんどの人が休みの為、通常に比べて人通り・車通りが少なく、騒音なども少ない時間帯の可能性があります。

そのため、土日の昼間だけでなく、できる限り人通りの多い平日の通学・通勤時間帯や夕方~夜にも現地を見学することをおすすめします。

<時間帯ごと・季節ごとの日当たりを見る>

日当たりは、時間帯や季節によって大きく変わります。特に、夏と冬では日当たりが大きく異なるので注意が必要です。時間帯ごと、季節ごとの日当たりを確認することで、一年を通じて快適に過ごせる土地かどうかを判断することができます。

しかしそこまで長期的に土地を観察することができないのがほとんどでしょう。
そんな時は、せめてその季節時の朝昼夕方の日の当たり具合は必ず確認しておきましょう。

②土地の様子を必ず確認しておく

売地の写真

<土地の境界線の有無を必ず確認する>

現在ではほとんどありませんが、境界が明確でない土地も存在します。

どこまでが自分の土地で、どこからが隣地の土地なのかが不明確になると、これが原因で隣地との間で境界線争いが起こる可能性があります。これは、建物を建てる際や、フェンスを設置する際などに特に問題となります。

また、境界が不明確な場合だと、建築計画を立てる際に問題が生じる可能性があります。例えば、建築基準法では、隣地との間に一定の間隔を空けることが求められています。境界が不明確だと、その間隔が確保できているのかが不確定となり、建築許可が下りない可能性があります。

<土地内の水はけは必ず確認しておく>

水はけが悪いと、住宅内の湿度が高くなりやすく、カビやダニなどの発生を促進します。これらは、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす可能性があります。また、人的被害だけでなく、地盤に水が溜まりやすくなり、地盤が湿って弱くなり、時間とともに沈下する可能性があります。地盤沈下は、建物の傾きやひび割れなど、重大な損傷を引き起こす可能性があります。

水はけ具合は建物や土の状態を確認しておくのが良いでしょう。水はけが悪い土地は土が湿っぽいだけでなく、建物に苔が生えていたり、カビっぽいにおいなどの特徴があります。

<地盤の強さを確認しておく>

地盤が強いということは、建物が安定して立つことができ、地震や風などの自然災害時にも倒壊するリスクが低くなります。これは、住む人々の生命や財産を守るために非常に重要な要素です。

また、地盤が弱いと、建築前に地盤改良を行う必要があります。地盤改良は高額な費用がかかるため、地盤が強い土地を選ぶことで、そのコストを節約することができます。

新築の分譲地などでは、販売者が地盤調査を行い、その結果を地盤調査報告書として提供することがあります。この報告書を確認することで、地盤の状況を把握することができます。

<ハザードマップや過去の災害状況を確認しておく>

ハザードマップや過去の災害状況を調べることで、その土地が洪水や土砂災害、地震などの自然災害のリスクがある地域であるかを把握することができます。これにより、災害時のリスクを事前に理解し、適切な対策を講じることが可能になります。

特にこの項目は家の構造に大きく関わるので、建てる前に必ず調べておきましょう。

③土地周辺の環境もくまなく確認しておく

<ゴミ捨て場など周辺環境は整っているか>

ゴミ捨て場や自転車置き場、自販機などはその地域の治安の良し悪しを判断するのにうってつけでしょう。例えばゴミ捨て場が妙に散らかっていたり、指定ごみ以外のごみが出されていたりすると地域住民のモラルもあまりよくないかもしれません。また、自転車が乱雑に置かれていたり、自販機の周りがゴミだらけだと衛生的にも問題がありますが、何より引っ越してきたばかりでそんな光景を見てしまうと気分も下がってしまいますよね。

<使用頻度の多そうな道は必ず確認しておく>

特に小さいお子さんがいるご家庭は、「学校までの通学路が安全か」というのも大事な判断材料かと思います。

学校までの道のりがなるべく人通りも多く、なおかつ大通りで、夕方や夜でも暗くないか確認しておきましょう。また、歩道がしっかり整備されており、広い道だと事故の心配も解消されますね。

また、大人であっても職場までの道のりやスーパーなど買い物頻度の多そうな店までの道を確認しておく必要があります。車での移動が可能な道の広さか朝から渋滞しないかなど、実際にいろんな時間帯に車で通って確認しておきましょう。

<周辺施設は必要数あるか>

周辺施設は必ず確認しておきましょう。

施設カテゴリ説明
救急外来受付可能な病院医療施設急な病気やケガの際にすぐに対応できる病院が近くにあると安心です。
生鮮食品があるスーパーマーケット食品店日々の食事の準備に必要な食材を手に入れることができます。ドラッグストアでも食品の買い物はできますが、生鮮食品が無いので注意。
学校教育施設子供の教育環境を考えると、近くに学校があると便利です。
通学路の安全性も確認しておきましょう。
職場仕事場通勤時間は生活の大部分を占めます。
職場から近いだけで時間を有効に使うことができます。
コンビニ便利店急な買い物や夜遅くの買い物に便利です。また、ATMや宅配便の受け取りなど、さまざまなサービスを利用することができます。
駅やバス停交通機関公共交通機関のアクセスが良いと、車を持たない生活や、車で移動することが難しい時でも便利です。

まとめ

もちろん各家族ごとで重視するものは変わってきますが、今回紹介したものは、どの家庭でもかなり重要なポイントばかり紹介しました。

地域の様子を一度見ただけでは、その半分すら把握できていないと言えます。必ず複数に分けて、なるべく違う時間や違う曜日、

また、一緒に見学する人を変えてみるのもいいでしょう。自分の価値観で凝り固まっている場合、いろんな人の意見を聞く機会にもなり、後悔しない土地選びに繋がります

まずは気になっている地域をお散歩してみるのはいかがでしょうか?