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専門家に聞く!火災保険の補償対象は建物?家財?どれが必要?

  • #保険のはなし

今回は、保険のプロ Coco Lifeの坂口理恵さんに保険の専門家の視点から火災保険の補償について執筆いただきました。

家づくりの際に検討する火災保険の補償対象について、今回は説明します。  

火災保険の契約では、補償対象を「建物のみ」「建物+家財」「家財のみ」と選ぶことが出来るのですが、火災保険のご相談の際に、補償対象が建物のみの場合をよく目にします。 

実際、災害が起こってしまうと、保険の補償範囲が不十分なケースが多くみられ、災害など起こった後に不十分だったと気付き「建物+家財」の補償にされる方も多いのです。 

何か起こった後では間に合いません、起こる前に備え、起こった時に役に立つ契約にしておくことが大切です。 

建物とは、建物本体、門、塀、車庫、物置を対象としています。 

家財とは、建物の中にある、世帯主とその親族が所有する電化製品や家具、寝具、衣類、食器、絵画や貴金属や現金というような財産が対象です。 

建物か家財かを区別する方法は、建物をコロッと転がしたとしたら、転がる物が家財で、転がらない物は建物と考えると区別しやすいかと思います。 

どちらに含まれるのですか?とよく質問受ける物があります。 

【ソーラパネル】屋根の上に設置してあるものは建物に含まれます。ただ、庭の地面にしてある規模が大きい物は建物に含まれませんので注意が必要です。 

【エアコン】壁掛けの物は家財ですが埋め込みの物は建物です。 

【自転車】家財です。ただ敷地内での損害のみですのでこちらも注意が必要です。 

補償を受ける事故事例

◎火災
焦げたキッチンの壁や換気扇・・・建物
煤でダメになった電子レンジ・・・家財 

◎落雷
落雷被害で壊れたインターホン・・・建物
落雷被害で壊れたテレビ・・・家財 

◎台風
飛来物で割れた窓ガラス・・・建物
吹き込んだ雨で濡れた寝具・・・家財
 

◎盗難
壊された鍵・・・建物
盗まれた貴重品・・・家財
 

熊本震災を振り返っても、建物には、あまり被害が無かったという場合でも、家財である電化製品の破損や落下による破損の被害はあったのではないでしょうか? 

他にもいろいろなケースがありますが、建物だけや家財だけの範囲ではなく、両方の被害をカバーした補償範囲を選択した方が良いということです。

では、どうして「建物のみ」や「家財のみ」が選べるのか? 

火災保険は、基本的には、自分の所有物にしか掛けられません。 

家を建てて、賃貸借契約を締結して人に貸す場合は「建物のみ+施設賠償(大家さんの責任に対する賠償保険)」の補償範囲でよくなります。 

逆に、賃貸借契約を締結して借りる時「家財のみ+借家人賠償(大家さんへ与えた損害の賠償保険)」の補償範囲でよいのです。 

まとめ

この様に、ご自身のお住いの状況で必要な補償範囲が変わることに、対応できるように選べるようになっているのです。 

いかがでしょうか?火災保険に加入する際に、補償の対象範囲もしっかり把握して選択することが大切なポイントです。

◎この記事を書いたのは…

CocoLife株式会社|熊本の保険代理店、ライフスタイルショップ ココライフ

Coco Lifeは皆様の人生に寄り添う保険代理店会社です。
お客様が今までどの様な事を築き上げて来られたか、また、これからをどの様な人生にして生きたいのかをご家族みんなで確認していただくお手伝いをします。
そして、今後何が必要なのか?何が不安なのか? 災害時やご病気、お怪我などの保険を使う際も様々な専門家とタッグを組み、問題を解決するお手伝いをします。

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