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圧倒的なコスパ!【突き板フローリング】のメリット・デメリット徹底解説

  • #家づくりのお役立ち記事

突き板フローリングは、現代の多くの住宅やマンション、さらにはオフィススペースでの採用が増えているフローリング材の一つとして注目されています。

このフローリングの選ばれる理由は、その独特の美しさや機能性、そしてコストパフォーマンスの高さにあります。特に、天然木の温もりと質感を持ちつつ、耐久性やメンテナンスのしやすさを兼ね備えている点が、多くの人々に支持されています。

その人気の背景や独特の特徴、さらにはそのメリットやデメリット、そして日常での適切なケア方法について、詳しく解説していきます。

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この記事がオススメな人
  • 家を建てようと考えている人
  • 注文住宅で失敗したくない人
  • 家へのこだわりが強い人
  • 床は畳ではなくフローリング中心に考えている人

1. 突き板フローリングの基本知識

このフローリングの最大の特徴は、天然木の美しい木目や質感を保ちつつ、合成材料の強度や耐久性を併せ持つ点にあります。

具体的には、突き板フローリングは複合フローリングの一種であり、基材として合板やMDF(中密度繊維板)を使用します。この基材の上に、突き板を貼り合わせることで、天然木の外観を持ちながらも、合成材料の強度や安定性を持つフローリング材が生まれるのです。

また、無垢の木材を使用するフローリングと比べてコスト面でのメリットも大きいです。天然木を薄くスライスすることで、1本の木から多くの突き板を取得することが可能となり、資源の有効活用が図られます。これにより、無垢材に比べて少ない材料から多くの板が作成可能なので、よりリーズナブルな価格で、天然木の温もりや質感を楽しむことができるのが、突き板フローリングの魅力と言えるでしょう。

2. 突き板フローリングのメリット

①安定性に優れる

突き板フローリングは、その複層構造のおかげで非常に安定した性質を持っています。

日本の気候は四季がはっきりしており、湿度や温度の変動が大きいのが特徴です。このような環境下で、通常の木材は膨張や収縮を繰り返し、その結果、変形や歪みが生じやすくなります。

しかし、突き板フローリングの複層構造は、これらの外的要因に強く、耐久性が高いのです。
そのため、日常の生活の中で起こるさまざまなシチュエーションにも対応でき、長期間にわたってその美しさや機能性を維持することができます。

また、この安定性はメンテナンスの面でもメリットとなります。
頻繁に修復や補修を行う必要が少なくなるため、経済的な負担も軽減されるのです。

②均一な品質を誇る

突き板フローリングは、高度な技術と一貫した製造プロセスによって生み出されるため、
その品質には一定の均一性が保たれています。
この均一性は、製品の外観だけでなく、耐久性や機能性においても個体差が少なく
いわゆる「ハズレ」が少ないのも特徴的です。

また、部屋全体に突き板フローリングを施す際、
均一な品質が保たれていると、各パネル間の色味や質感の違いが最小限に抑えられます。
これにより、部屋全体が統一された雰囲気を持つことができ、インテリアとの調和も取りやすくなります。

均一な品質は、施工時の作業効率を大きく向上させる要因ともなります。
異なる品質の材料を使用する場合、その都度調整や選別が必要となり、施工の手間が増えてしまいますが、突き板フローリングのように均一な品質を持つ材料を使用することで、
そのような追加の作業を省くことができるため比較的コストを抑えることができます。

リフォームに最適な選択

突き板フローリングは、リフォームを考える際の最適な選択肢として注目されています。
特に、薄型のものはその薄さを最大限に活用し、既存のフローリングや畳の上に直接貼り付けることが可能です。これは、リフォームを行う際に、既存の床材を取り除くという手間や、それに伴う余分なコストを大幅に削減できる点で非常に有利です。

さらに、突き板フローリングの取り付けは比較的シンプルで、専門的な技術を必要としないため、短期間での施工が可能です。これにより、リフォームの工期を短縮し、住居の中の生活を中断する期間も最小限に抑えることができます。

多彩な機能性を持つ

突き板フローリングは、ただのフローリング材としての機能だけでなく、床暖房対応防音・遮音機能、さらには重歩行タイプなど、様々な付加機能を持った製品がラインナップされています。

例えば、床暖房対応の突き板フローリングは、冷え込む冬の季節に暖かさを提供してくれます。
このタイプのフローリングは、床暖房の熱を効率よく伝える構造となっており、快適な室内環境を実現します。

また、防音・遮音機能を持つ製品は、特に集合住宅やマンションでの生活音の悩みを軽減してくれる助けとなります。階下への騒音や、隣室からの音の侵入を低減することで、より快適な生活空間を作り出すことができます。

さらに、傷のつきにくい重歩行タイプの突き板フローリングは、土足での使用が多い商業施設やオフィス、そして家庭内での高い歩行頻度を持つエリアに最適です。このタイプのフローリングは、日常の使用においても耐久性が高く、長期間にわたって美しい状態を維持することができます。

3. 突き板フローリングのデメリット

①傷に弱い特性

突き板フローリングの最大のデメリットの一つは、その傷つきやすさです。

表面に使用されている突き板は薄いため、鋭利な物や重い家具を引きずると、深い傷がついてしまうことがあります。特に、深い傷がつくと、その下の基材が露出してしまうリスクがあり、見た目の美しさが損なわれるだけでなく、修復が難しくなる場合もあります。日常の生活の中で、特にペットや小さな子供がいる家庭では、注意深く取り扱う必要があります。

②質感に関する課題

無垢フローリングは、その質感や温もりから高級感があり、多くの人々に愛されています。

一方、突き板フローリングは、その製造方法や材質の特性上、無垢フローリングと比べるとやや安っぽく見える場合があるのが現実です。特に、光の当たり方や角度によっては、その差が顕著になることも。しかし、選ぶ突き板の種類や品質、そして施工方法によっては、このデメリットを最小限に抑えることも可能です。選び方や施工の際の注意点を知っておくことで、より良い結果を得ることができます。

4. 突き板フローリングのケア方法

突き板フローリングは、その美しい外観と機能性を長く保つために、適切なケアが必要です。
日常的なお手入れとしては、水拭きが最も効果的で、汚れやホコリは湿らせた布やモップで優しく拭き取ることができ、これによりフローリングの表面を清潔に保つことができます。ただし、水拭きを行う際には、過度な水分を避け、絞りきった布を使用することがポイントです。突き板フローリングは水に強いとはいえ、大量の水分が浸透すると変形の原因となる可能性があります

さらに、突き板フローリングの美しさを長期間維持するためには、定期的なワックス掛けもおすすめです。ワックスをかけることで、フローリングの表面に薄い保護膜を形成し、傷や汚れから守ることができます。また、ワックスの種類によっては、フローリングの色味や艶をより引き立てる効果も期待できます。

ケアの際には、突き板フローリングの材質や仕上げに合わせた専用のケア用品を使用することで、より効果的なメンテナンスを行うことができます。適切なケアを心掛けることで、突き板フローリングは長く美しく、快適な生活空間を提供してくれます。


まとめ: 突き板フローリングの選択とその維持

突き板フローリングは、その取り扱いの容易さ、コストパフォーマンス、そして多様な機能性から、現代の住宅やオフィス空間で非常に人気のある選択肢となっています。その美しい外観と実用性から、多くの人から選ばれています。

しかしながら、このフローリングを最大限に活かすためには、その特性やメリットを十分に理解し、適切なケアやメンテナンスを行うことが不可欠です。突き板フローリングの持つ機能性や耐久性を長く維持するためには、日常のお手入れや定期的なメンテナンスが欠かせません。

また、新しいフローリングを選ぶ際には、自身のライフスタイルや室内の環境、そして予算に合わせて、最適な突き板フローリングを選択することが大切です。