熊本の人気エリアで比較! 戸建て持ち家vsアパート賃貸
- #家づくりのお役立ち記事

戸建て持ち家とアパート賃貸、これから先何十年と暮らすならどちらがいいのでしょうか? 住宅の販売価格が高騰している今、どちらがお得なのか家の構造、間取り、立地条件が似ている熊本市南区の物件で比較しました。
《戸建て持ち家(分譲)》
築年月:2023年10月
構造:木造・平屋
間取り:3LDK
広さ:建物面積 86.95㎡、土地面積 239.90㎡
交通:A駅 徒歩7分
主な設備:オール電化、WIC・SIC、食洗機、浄水器、浴室乾燥、庭あり、駐車場2台以上

※画像はイメージです
《アパート賃貸》
築年月:2022年10月
構造:木造・メゾネットタイプ
間取り:3LDK
広さ:68.18㎡
交通:A駅 徒歩9分
主な設備:ガスコンロ、エアコン、バルコニー、浴室暖房、浴室乾燥、ペット相談可

※画像はイメージです
【参考サイト】 https://www.athome.co.jp/
月々の支払いについて
《戸建て持ち家》
・住宅ローン返済:9.5万円
(販売価格3,360万円すべてを住宅ローンにて借り入れ、変動金利1.025%、35年返済の場合の支払い額)※金利は肥後銀行変動金利セレクトプラン4月の金利を基に保証料を追加した想定で設定。この金利はあくまで目安です。
・水道光熱費
《アパート賃貸》
・家賃:8.4万円
・駐車場代:(1台につき)6,000円
・水道光熱費
持ち家の場合、月々の住宅ローンの返済額は9.5万円と算出されました。また、変動金利のためこの返済額が35年間続くわけではありません。現在の金利の水準は最低に近いと言われており、今後金利が上がり、支払い額が増えることが予想されます。ただし、物価が上がり、収入も上がった頃に金利が引き上げられると見込まれているので、賃貸物件の家賃も同時に値上がりする可能性があります。
水道光熱費について
一般的に新しい設備の方が省エネ効果が高いため、水道光熱費は安くなります。今回のように築年数があまり変わらない物件の場合、同程度の設備を備えているか、賃貸の方が型式が古いものを使っている可能性が高いです。また、給湯器で見るとガスより電気の方が加熱コストが安いため、戸建てではエコキュートなどの電気給湯器を使うことでよりお得に費用を抑えられますよ。
月々の家賃を比較するとアパート賃貸の方が安いですが、戸建ての場合車を2台以上停めることができるので、同じ台数分の駐車場を含めると戸建て持ち家の方が安いようです。水道光熱費も戸建てに軍配が上がりそうです。
ランニングコストについて
《戸建て持ち家》
・固定資産税
不動産の所有者は、年に1回、市町村から固定資産税が課せられます。固定資産税は、基本的には土地・建物の課税評価額の1.4%。今回の物件では10万円程です。
・メンテナンス費用
持ち家を維持するには、定期的なメンテナンスや修繕が必要。具体的な例としては、屋根や外壁の塗装、水回りの修理、電気設備の更新などが挙げられます。
10年ごとに100万円~150万円のメンテナンス費が必要とも言われていますが、ハウスメーカーによっては建築後の定期点検で無償で対応してくれることもあるので、定期点検の期間や内容を事前に確認しておくと安心ですね。
《アパート賃貸》
・契約更新料
物件によって異なりますが、今回のアパート賃貸では2年に1回15,000円でした。
・共益費、管理費
アパートやマンションでは、共用部分の維持や管理に必要な費用として共益費や管理費が発生する場合があります。これらの費用は、家賃とは別に支払うことが一般的ですが、家賃に含まれているケースも。
初期費用について
一般的に必要な初期費用をまとめました。
《戸建て持ち家》
・不動産取得税
・登録免許税
・登記費用
・住宅ローン手数料
合計約200万円
《アパート賃貸》
・敷金
・礼金
合計約20万円
今回のシミュレーションでは、賃貸が約20万円なのに比べ、持ち家の場合約200万円となります。一般的に持ち家にかかる初期費用は建物購入価格の6~8%と言われおり、住宅を取得するにあたり必要な税金や保険料が含まれています。初期費用の一部は住宅ローンを使って支払うことが可能です。
持ち家ならではのメリット
《住宅ローン減税》
13年間毎年の住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除されるというのもので、所得税から控除しきれない場合は、住民税から控除されます。この制度は今後住宅性能等の条件が変更される予定ですが、ローンを組む際の重要なポイント。この他にも、住宅性能によって受けられる補助金もあるので、家を建てる際には事前にこれらを確認することがおすすめです。
《団体信用生命保険》
住宅ローンを組む場合、多くのプランでは団体信用生命保険に加入することが条件になっています。団体信用生命保険とは、一般的に「団信」と呼ばれており債務者に万が一のことがあった際、住宅ローンの残債を返済してくれる保険のこと。保険料は毎月の金利に上乗せされる事が多いです。もちろん何もないことが一番ですが、毎月の支払いが難しくなった場合でも住む場所は守られるので安心ですね。

まとめ
いかがでしたでしょうか? 初期費用やランニングコストが抑えられる賃貸、減税や優遇措置があるのは購入。それぞれ良い面があります。理想の暮らしにあった選び方が必要ですね。
どんな家を建てたいか? どのくらいの予算で建てられるのか?
まずは気になるハウスメーカーに資料請求からはじめてみてください♪